E46 バッテリー交換

E46セダンのバッテリー交換方法です。
トランクを開くと右側にカバーが見えます。

E46バッテリーカバー

バッテリー交換をすると言うことは、バッテリーが完全に上がっていて集中ロックが効かない場合もあると思いますが、その場合はトランクの鍵穴にメインキーを差し込んで解除される位置まで、普段より大きく捻れば機械的にロックは解除されます。

このカバーの下にバッテリーがあります。BMWは大体この位置にバッテリーがあります。
写真の下側に写っている2ヵ所でプラスチックのネジで留まっていますので、マイナスドライバー(コインでも)で90度回転させて外します。
横の内張り側にも引っかかっていて外しづらいですが、留まっているのはこの2本だけなので内張りの縁を起こしながらネジ側を持ち上げれば外れます。
トランクの下に敷いてある板(スペアタイヤ等のカバーをしている)は、引っ張り出しておいた方が楽です。

カバーが外れたところです。
手前の穴がネジ穴、上の2つの出っ張りが内張りに噛んでいます。

カバーを外すとバッテリーが見えます。
赤いカバーがかかっている方がプラス端子、右側がマイナスです。

まず、中央に見えるバッテリーを固定しているステーを外します。
写真手前と奥のボルトを外します。
ボルトは13mm。ラチェットを使った方が楽です。

センターのプラスネジは外す必要も緩める必要もありません。
バッテリーを上から押さえていますので、交換して高さが合わない時にのみ調整します。

外れた写真ですが、まず右側(手前、車体の後側)のマイナス端子から外します。
ボルトは10mmです。
緩めても抜きにくい場合は、左右に動かして緩めるか、隙間にマイナスドライバー等を差し込んでこじって外します。
スパナなどを回した時にプラス側の端子と触れないようにしてください。ショートします。

マイナス側が外れたら、配線が端子に触れないようによけてからプラス側も外します。
こちらもボルトは10mmです。
マイナスを外した時点で、当然ですがトランク内の照明が消えますので、暗いところでの作業の場合はライトを用意しておきましょう。

これでバッテリーを持ち上げれば外れますが、写真中央に見える黒いドレンホースが横に刺さっていますので持ち上げる前に抜いておきます。
車体から抜けてしまうとちょっと面倒です。

バッテリーはE46サイズでも相当重いので、持ち上げるときに腰を痛めないように。

外したところです。
後は外した逆の順番で取り付けるだけです。

まず新品のバッテリーをプラスが前(写真左)になるように置きます。
新品のバッテリーにはプラス端子にカバーが付いていると思いますが、ショート防止のために定位置にはまるまではそのままにしておきましょう。

高さと奥行(写真上下方向)は決まっていますが、横幅(写真左右)は車種によって違ったりします。
わかりづらいですが、写真のマイナス配線の上に白い四角が見えると思います。
この白いブロックで横幅を固定していますので、大きいサイズを入れる場合は場所を動かします。

置いた時点では、そのブロックが斜めになっていてはまらなかったり、配線を下敷きにしてしまうかもしれませんが、とにかく重いのでとりあえずケース内に放り込んで、それから位置の調整や配線を引っ張り出せば良いです。

定位置にはまったら、ドレンを刺して、プラス→マイナス→ステーと取り付ければ完了です。
時計はリセットされてしまいますので、メーター右側のボッチを捻って合わせてください。