ブレーキパッドの警告が出てしまったので、ブレーキパッドを交換します。
ディーラーでは7~8万かかってしまいますが、自分でやればOEMパーツで2万くらいです。
物の写真を撮り忘れましたが、Ate製の前後パッドと前後のパッドセンサーを購入しました。
純正のキャリパーもAteなのでOEMパーツを使う分には純正部品を使うのと何ら変わりません。
停まらないと嫌なので、個人的には社外品は使いません。
まずタイヤを外します。
フロント側はフロアを覗くとセンターに「ここだ」と言うジャッキポイントがありますので、センターで上げてサイドのジャッキポイントにウマをかけます。
どちらにしても1つずつしか交換できませんので、サイドから上げても構いませんが、その場合もジャッキで上げた状態にしないでウマをかけるようにしましょう。
前にウマをかける場合には、後のジャッキポイント(サイドステップの)をジャッキで持ち上げて行けば前にウマが入ります。
中央のピンを外します。
板バネになっていますので、マイナスドライバーを穴に差し込んで後ろにこじって爪を外します。
パッドピンが外れた状態です。
次に、裏にあるキャリパーを止めているボルトを外します。
7mmのHEXと言う微妙なサイズです。
裏側です。潜って下から撮っていますので、真中の丸い部分は下側のボルトで、上側にも同じものがあります。
カバーが付いていますので、マイナスドライバー等で外します。はまっているだけです。
カバーを外したところです。
奥に見えるHEXボルトを外します。
ラチェットと適当な長さのエクステンションがあったほうが楽です。
上下のボルトが抜けたらキャリパーを外すことができますが、パッドとローター(ディスク)の隙間を多少広げないと手の力では外れないかもしれません。
その場合は、パッドの上下とローターの間にマイナスドライバー等を差し込んで少しこじれば抜くことができます。
新旧ブレーキパッドです。厚みが全然違います。
中心の欠けているところにはパッドセンサーがはまります。
話しが前後しますが、フロントは左側、リアは右側にセンサーがあります。
差し込んであるだけなのでキャリパーを外す前に車体後方側に引き抜いておきます。
金属製のスプリングと言うかセンサーを固定している小さな部品は再利用できますので無くさないように。
パッドグリスは塗っても構いませんが、パッドの裏側に塗ってください。
表に塗るとブレーキの効きが悪くなると言うか効きません。
ちなみに僕はブレーキが鳴いても気にならないので塗っていません。
ブレーキパッドが減ってピストンが押し出された状態ですので、そのままでは新しいパッドを組み込めませんのでピストンを押し戻します。
写真のようなピストン戻し器具があればかんたんです。これはアストロで数百円でした。
なければウエスなどで傷が付かないようにして大きなプライヤーなどで挟んでも戻りますが、買っちゃった方が早いです。
ピストンを戻すとブレーキフルードの液面が上昇しますので、事前に液量を確認しておいた方が間違いはありません。
ただ、一輪ずつ交換する分にはまず大丈夫ですが。
ピストンが戻ったら外した時と逆に新しいパッドをはめてサポートにはめます。
はまるようにしかはまりませんので、特に迷うことはないと思います。
はまったら裏のHEXボルトを取り付けます。
このボルトにはグリスなどを塗る必要はありません。ブレーキクリーナーで洗浄するだけで良いです。
ボルトを締めたら忘れずにカバーも取り付けましょう。
左前輪と右後輪はパッドセンサーも交換します。
パッドセンサーの仕組みは、ブレーキパッドが減ることでセンサーの接点が削れて表示を出します。
警告が出てしまったと言うことはセンサーが削れていますので交換しないと警告が出たままになります。
センサーの線をたどっていくと車体の黒い箱に繋がっていますので、その箱を開きます。
これはフロントですが、右側の黒い方がパッドセンサーの配線です。
奥にあるのでスペースが無くて作業がしづらいですが、コネクタから抜いて新しいセンサーを差し込みます。
後は元々ついていた通りに配線を引き回してキャリパーの車体後方側から差し込んで終わりです。
外す時に取っておいたスプリングを忘れないようにしましょう。
最後に、ブレーキパッドを交換した後はピストンが戻っている状態ですのでブレーキペダルを何回か踏んで定位置に戻します。
重要保安部品ですので、自信が無ければプロに任せた方が安心です。
ブレーキが効かないと重大な事故になる恐れがありますので作業は慎重に。